銀魂BL小説

□もう少しこのままで
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いきなりヅラが万屋に来た。

来るなり眠いとか言って勝手に布団引いて寝やがった。
此処はお前ん家ですかコノヤロー。襲うぞコラ。


「ヅラ。おいヅラ。」
起こしても起きねぇし…俺だって眠い。ヅラの隣に忍び込んで、髪の毛に顔を埋めるようにして瞼を閉じる。



眼が覚めた。
外は真っ赤になっている、夕方だろうか。
ボケーっとしていると直ぐ隣にいたヅラが声をかけてきた。

「起きたか。銀時。」

「ヅラぁ。起きてたのか。」

「ヅラじゃない、桂だ。
てゆうか、なんでお前は俺の隣で寝てたんだ。起きたらもじゃもじゃ頭があって
びっくりしたではないか」

「うるせぇ。」
ヅラの言葉を流すように言葉を返した。

無言が続く。
オイオイ。いつもと雰囲気違うなオイ!ヅラと一緒に居てこんな空気になった事あったか!?

「銀時。」

「あ?」

「銀時……」

「なんだよヅラぁ」

じれったい。早く言えコラ。
チラ、とヅラを見たらコンと肩に何か当たった。

ヅラの頭だ。

「二度寝かよ。動けねぇじゃねぇか…。」

…けど。


もう少しこのままでも悪くない


(普段甘えねぇヅラがなんか可愛く思える)


END

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