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□純愛
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「分かってる、分かってるよ。サッカー部の先輩でしょう?」

「知っとんたんかぁ……ウチ、そんな分かりやすいかな?」



 亜子の事なら何でも分かるよ。残酷なくらいね。


 透き通るような赤い目を見ると亜子の世界に引き込まれるんだ。




 そして私は溺れてく。


 私は亜子の世界では泳げなかった。




 
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