ＦＦ７
□さらば、ミッドガル
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クラウド達が捕まった
チハルは牢には入れられなかったが
皆の命と取り上げない事と引き換えに蒼を呼ばない事を約束させられた
ピアスは取り上げられていないが
助ける相手が複数なだけに
下手に蒼を使って刺激をしてしまって
怪我させられたら嫌なので仕方なく大人しくした。
こういう時
自分だけ気に入られている待遇に
心底苛々する。
しかし
皆と同じ牢に入れたら
蒼を使って脱出するのが目に見えてるからだろう。
色々、頭にきてて
その日の夜に起こる事を忘れて眠った
…夜中
すさまじい殺気にビクリとして飛び起きた
それと同時に
悲鳴が聞こえて来た
そんなに遠くない！
この威圧感…！
間違い無い！
セフィロス！
チハルは自分に悪寒を感じて流れた汗にも気付かず
気配の方に向かって走った
気配が無くとも
まるで目印のように、何かを引きずった様な血の痕がある
蒸せ返る血の匂いに吐きそうになりながら
チハルは急いだ