FF7
□君の決意
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「う゛〜…」
『おい…。飲み過ぎだぞ…』
「いいのぉ!今日はいいのぉ!たまには飲ませてよ〜!」
チハルは今
ウータイの亀道楽で浴びるように酒を飲んでいる
すでに相当飲んでいるのだろう。
顔は真っ赤で呂律も回ってない。
蒼を呼び出して飲みに付き合わて
かれこれ4時間ぐらいハイペースに飲んでいる
チハルは普段あまり飲まないので、すぐに酔うが
蒼はザルなので飲んでても、まったく酔わず平然としている。
『珍しく荒れてるな…』
「…死んじゃう…」
『は?』
「…エア、リスが…っ…死んじゃうよぉ…」
テーブルに突っ伏すように右腕に顔をひっつけて
急に泣き出した
ひっくひっくと嗚咽を漏らし
身体が小刻みに震えている
突っ伏してるから見えないけれど
ボロボロと泣いているんだろう。
『…』
蒼は何も言わずにチハルの背中を軽くポンポンと叩いた