FF7
□ごめんね
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黒いマテリアになった古代種の神殿
それを得る為にエアリスを残して神殿後の急な崖をクラウドとチハルは降りていった
そしてチハルはクラウドが黒マテリアを手にする前に自分の手に入れた
「チハル。俺が預かるから渡してくれないか?」
「…ごめん。出来ないよ…。クラウドは…クラウドはこれを手にしたら…っ。エアリスまで…」
今すぐに泣き出してしまいそうな辛そうな表情でクラウドから距離を取り、後ろへ下がった。
「…チハル?」
「私、本当はね…。…本当は、全部ー…」
エアリスは思わず息を飲んだ
チハルは何を話すつもりだろうか。
「まだ早い」
突如チハルの背後から低い声が聞こえて
その人物は彼女の腹部を剣で刺し貫こうとしたがチハルは何とか避け
変わりに右腹部を深く斬られてしまった
ビシャリと鮮血が神殿跡の地面に散った
その拍子に黒マテリアが手から零れ落ち、地面に転がった
「あっ…!う…。…セフィロス…!」
チハルは痛みにその場に片膝をついて右腹部に左手を当て、出血をなんとか押さえようとする
しかし思ったより傷は深く、スーツに血が染みていく