FF7

□元タークス
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壱番魔晄炉の前についた私達は
ジェシーが扉を開こうとしている間
互いに自己紹介してました


「ビックス、ウェッジ、ジェシーね。改めて宜しく!」


冷たくあしらうように自己紹介したクラウドと違い
ニコニコ笑顔で皆に握手をして回ったチハル

この2人、対照的だ



そして重々しい扉が開くと
バレットが無理矢理パーティーに入ってきて一緒に行動する事になった



壱番魔晄炉を3人で進みながらも
クラウドとチハルのコンビネーションは抜群だった


「チハル!サポート!」

「行くよー!ブリザドッ!」


クラウドが剣で攻撃しつつ
後方でチハルが魔法で援護する


もしくはチハルが投げナイフで敵を引き付けてる内に
クラウドが攻撃する


いくつかの戦闘パターンがあった
バレットはそれに驚いていたのでエレベーター内で星の話うんたらかんたら

の後に話を振った


「しかし、お前みたいな冷血漢でも、あんなコンビネーション出来るんだな」



少し嫌味混じりに言われたが
チハルもクラウドもあまり気にしなかった



「クラウドは冷血漢じゃな、ふごっ」



チハルが訂正しようと口を開いたが
チハルの背後に忍び酔ったクラウドが後ろから口を塞いだ為、途中で途切れた



「…チハルだからな。当然だ」



チハルが苦しそうにモゴモゴと動く
何とかクラウドの手から抜ける


「苦しいわっ!」

「…ああ。すまないな」


クラウドが思い出したようにチハルをきちんと離す



「早く済ませちゃおうよ」

「そうだな。早く報酬も貰いたいしな…」

「いや。面倒臭いだけ」

「お前は昔から、そうだったな…」


クラウドが呆れた溜め息を吐くと
バレットはさらに驚いてチハルを見た


「知り合いかよ!んじゃあ、お前も元ソルジャーか?」

「ううん。私は元タークスだよ」

「タークスだと!?」


バレットの声に若干怒りが入った
軽く睨まれたがチハルは困った様に笑った


「警戒しないでよ。もうクビになってんだからさー。
クビになってなくても辞めてたと思うけどね」



チハルの言葉にバレットは渋々納得して黙った


その時、丁度いいタイミングでエレベーターが地下についた
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