らき☆すた【短編】1号館

□私と貴女とクリスマス(前編)
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なにがなんだか分からないといったこなたを見据えて本音を一言。



「我慢、できなくなった…」
そう呟くと、再度こなたの唇に口付けた。
さっきとは違って仄かに濡れているこなたの唇。
「んっ…」
不意打ちのキスなのにきちんと目をつぶっているこなたが見えて、意外に真面目よね。なんて、思ってしまう私は、こなたのことが相当好きなんだなぁと再確認してしまう。
キスをしながらいつもこなたが寝ているベッドに押し倒す。
「かが、みぃ…」
「こなた、好きよ」
「はぅ、わたし…んんっ、も…」
舌を入れ、こなたの口内を隅々まで探索するように舌を這わせると、こなたが小さい体をよじらせる。



こなたの頭を抱えるようにしていた自分の腕をはずし、こなたの左胸にそっと触れると、ビクッと予想通りの反応を示した。
「ほんと、左弱いわね」
「んぁ、そ、そんなこと…ひゃぁ」
こなたからの抗議の言葉を遮るように触れていた自分の手に力を入れ、手にすっぽり収まってしまうくらいの胸を強く揉む。
「あぅ、はぁん…」
「こなた、可愛い…」
目の前にサンタコスをした愛しの恋人が、自分の与える愛撫に身をよじらせている光景がひどく私を興奮させ、理性という脆い感情は音をたててくずれさっていく。
「んくっ…あっ、んんっ」
耳まで真っ赤なこなたに口づけながら、ゆっくりとその可愛らしいサンタコスを脱がしにかかる。
基本的にインドアなせいなのか、日光にあったことのない赤ちゃんのような白い肌。
その汚れを知らないような無垢な肌に口を近づけ、私のものという印をつけたくて首筋をちゅうと強めに吸う。
「んっ…かがみ?」
少し痛かったのか、こなたが眉をひそめて私を呼んだ。
「痛かった?」
「ううん、大丈夫…」
と言いながらにこっと笑う。
こいつは本当に自分の魅力とかに無関心すぎる。
普段は男の子みたいに女っ気0に振る舞っているけど、こういう笑顔とか、感じてる顔とか半端なく可愛い。



キスマークがちゃんと付いてることを確認して、ペロっと今まで弄っていた胸の先っぽに舌を這わせると、ビクッとこなたの体が浮いた。
「あんっ、んぁ…ふぁ…」
左の胸の先頭を口の中に含み、舌で転がしながら、空いている方の手でもう一方の胸の先端を弄る。
打ち寄せてくる快感にどう対処して良いのかわからないのか、私の髪に手を絡めるこなた。
「んふぁ、かが…ぁん、も…ぅぁ」
太股をこすり合わせてるこなたを見て、何を言いたいのか分かっているけれど…
好きな子って虐めたくなるのよね。
「なに?こなた」
ピンっと自己主張しているこなたの胸の先端から口を離して、耳元で囁く。
「んぁ、わかって…あっ、んっ…くせに…」
「ちゃんと言ってくれないと分からないわよ?」
意地悪っぽく囁きながらこなたの耳を甘噛みしたり、耳の中に舌をねじ込む。
「んはぁ、かが…あぅ…した…もぉ」
「下?」
「あっ…か…んくっ、がみぃ…」
「ん〜?」
「ひゃ、んんぁ…下も、あぅ、さわ…って」
「よく言えました」
聞きたかったこなたからのおねだりを聞けて、満足な私は、胸からおへそをなぞるように指を這わせた。
「あっ…」
下着の上からでも分かるくらい濡れているこなたの大事な場所を指でなぞる。
ゆるゆると下着の上から指を行ったり来たりさせるたび、こなたがピクピク感じている姿が可愛い。
「ぁう…んはぁ、か…みぃ」
私の思うままに感じるこなたを見て、支配感が私の体を包む。
だけど…まだ足らない。
すっかり下着の役割を果たさなくなるほど濡れた下着を脱がせ、ソコに顔を埋め、ペロッと舌で舐めてみる。
「うひぁ、ちょ…んぁ、かが…」
まさか舐められるとは思ってなかったらしいこなたが驚いたように身をよじるけど、ガシッと膝を掴んでいる私には勝てない。
「あっ、んんぁ…やぁ、ひゃぁぅ…」
いつもより上擦ったこなたの喘ぎ声。
私しか知らないこなた。
そんな思いが私の欲望をかきたてる。
「かが…んぅ、あぁ、も…ぃ…」
「んっ、いいよ」
「ぁんっ!か、み…あぁ…」
「…こなた、逝って…」
「んあぁぁぁ、ががみぃ…」上の方の小さい苺をちゅうと吸うと、ビクッと背中を反らせるようにしてこなたが浮き上がった。



「ぁ…ん、はぁ…はぁ」
焦点が合っていない瞳でこなたが肩で呼吸をしている。
「よかった?」
イタズラ半分、本気半分でこなたに訊ねると、プイっと顔を背けられた。
ありゃりゃ、ちょい虐めすぎたか…
なんて反省してると…



「…よかった、よ…」



なんて、頬を赤く染めながら呟くこなた。
きゅぅと私の胸の奥の方が押しつぶされる感覚に襲われて、ガバッと下にいるこなたに抱きついて耳元で囁く。







「まさか、これで終わりなんて思ってないわよね?」







「へ?」
目を点にしているこなたの唇を奪いながら、このまだまだクリスマスまでには時間あるわよね。なんて抱きしめている最愛の恋人に心の中で問いかけた。








 
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