らき☆すた【短編】1号館

□私と貴女とクリスマス(後編)
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「ひゃ、ぁんっ…!!!」
挿れている指がある一点を突くと、またさっきの電流が流れた。
「ここ?」
確かめるようにソコに指を擦りつけるかがみ。
「あっ、かが…み、やめっ…んあっ」
ソコにかがみの指が触れる度、ジンジンと体の芯から何かが込み上げてくる感覚にガクガクと足の指先が震えてしまう。
切ないような、でも気持ちいい感覚に体全身がかがみを求めている。
「かが…あぅっ、…が、み」
出し入れする指のスピードが早まり、込み上げる何かがより一層私に拍車をかける。
「可愛いわよ、こなた…」
そう言って、主張している私の胸の先端を口に含むかがみ。
上からも下からも痛いほどの快感が与えられて、どっちに感じてるかなんて分からないくらい追い込まれる。
「あっ、んはぁ…んんっ、か…がみぃ…ぁぅ…も、イっ…」
ビリビリと全身を駆け回っていた電流がいつの間にか、私の中を突いているかがみの指と、胸を弄るかがみの舌に集っていた。
「かがみっ、んっ、もぉ…ああぁぁっ!」
ちゅぅと胸の先端を吸われたと同時に奥まで突かれた途端、目の前が真っ白になって私の意識はとぎれ―――――











…なかった。
いやぁ、途切れそうだったけどね。
はぁはぁと全速力で3キロくらい走ったみたいな脱力感と気怠さが私の体を包む。
昼間から2回もイかされるとは…
かがみはコスプレ好きだったんだね。(コスチュームプレー的な意味で)



「…かが、み?」
よくやく乱れてた息を整え終えると、目の前にいるかがみの名前を呼んだ。
「…こなた…」
ふぇ?ちょ、まっ…
かがみ、そんな色っぽい顔しないでよ。
「えーと…かがみさん?」
3ラウンドが始まる雰囲気の中、恐る恐るかがみから距離をとろうと後退りするも、ベッドの上じゃ意味がない。



「こなた…」
そんな私を完全無視して近付いてくるかがみの唇。



まぁ、今日はクリスマスイヴだしね。
まさか自分がプレゼントになるとは思ってなかったけど…
もう少しだけかがみを感じていたい…かも。



「かがみ、大好きだよ」



そう言って、再度ベッドに身を沈めた。







メリークリスマス、かがみ。
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