はじまり
□矢口くんが来ましたよ!!
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「ぉ…」
「「ぉ?」」
「おねえちゃんが違う男を連れこんでます!!?悪女、悪女ですね!?」
そんな言葉を聞いてミケは顔面からずっこけ、おいうちをかけるようにまたもリビングのドアがあいた。
「ミケ!!」
「お、お母さ……」
「今度は年下なの?前のイケメン君は飽きちゃった??」
「違ーー!!!」
その間ミトスは居心地悪くてモゾモゾしていたとか。
「あら、いろいろ大変な事になってたのね。あの日シロちゃんだけが帰ってきたから心配してたのよ」
そう言いながら母はテーブルにホットココアのはいっているカップを3つおいた。
「どうぞ召しあがれ♪」
「あ、ありがとうございます」
ミトスがはにかむように笑う。その顔はとても可愛くてミケが
「あなた誰!!?」
「ミトスだけど」
「違う!ミトスはもっとこう、黒い笑みを…」
「ライトニング」
「ぎゃふんっ」
思わず尋ねてヒドいめにあった。
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