はじまり2

□確かに見覚えのある胸だ。
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「しいなしゃん、やっぱアレは痛いだろに」

「そうだねぇ。なんかお詫びしなきゃかね?」

「そだな。えーと……」



二人がその場で会議を始めた。




一方の天使達はユグドラシルにこっそり

「顔が赤くなったのは水着姿のミケがいたからではないですか??」

と耳打ちし


「…私をバカにしているのか」

と耳を引っ張られていた。


ミケの着ているものはもらい物の正統派ビキニだ。
これを着ているのがツルペタな10歳児なので、色気皆無&背伸びしてる感があり少しほほえましくもあるのだが。


《あれだけ露出してるとお風呂の件を思い出すな…》


少し気恥ずかしくなり視線をそらせば、それに気づいた天使たちから生ぬるい笑みを送られることとなる。




そうこうしているうちに2人の会議が終わりミケがこちらにやってきた。


「お詫びにアルタミラ特別招待しようと思います!!」

「特別…??」



そう尋ねると今度はしいなが一歩前にでた。



「そこのホテルのいい部屋を用意するし、遊園地のフリーパスもつける。
これで許してくれないかねぇ??」

「「「許します」」」


天使達即答。
リーガルの権力にものを言わせた和解であった。

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