はじまり2
□私はセレスといいます
2ページ/11ページ
「おっはよー♪」
「あ、おはよ〜ミケ」
「ミケどこに行ってたの??」
荷物を整理しながらたずねるジーニアスにニヤリと笑いかける。
「ジーニアスはお子ちゃまだなぁ。朝っぱらからレディーがいなくなるなんて恋人との逢瀬に決まってるじゃないですか♪ニャハー」
「え!?ミケ恋人いたの??」
「なぁ逢瀬ってなんだ?」
「よくわかんない+」
「わからないなら使わないでよ!!」
「はいはい、あなたたち。
喋るのはよろしいけど準備はちゃんとできたの?」
リフィルの声で話をきり各々支度にとりかかった。
「次どこいくの??」
「メルトキオです。
…ロイドさん達が闘技場に用があるそうです」
「メルトキオ、か〜」
《私も闘技場で戦ってみよっかなー…まぁまずむりだなー。ガルドの無駄使いだ。
そいや確かメルトキオって言ったらお菓子の隠れた名店が…》
メルトキオの貧民街の中にある店のひとつを思いだしフームと頭をかしげる。
《あそこ安いし美味しいんだよなー。
でも治安よくないからあんま行くなってゼロス君が…》
「……………」
.