はじまり2

□こっから先は私が相手だよ
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「こっから先は私が相手だよ」


構えたオタマが鈍く光る。

突然のミケの出現によりロイド達は困惑していた。



《オタマ…!?あれか?面白武器なのか!?》


主にオタマ部分に。





「…と、その前に」


そう言いながらロイド達に構えてたオタマをスッとおろすミケ。

ミトスの方へ向きなにやらリボンをあさっている。



「……?」

「お、あったあった。
はい、回復アイテム抹茶グミ」

「抹茶グミっ!!?」


微笑むミケの手のひらにはそれは立派な抹茶色をしたグミがひとつ。

こちらも鈍く光っていた。


ミトス泣きそう。

ロイド達もそっと涙をぬぐった。



「なんと体力が76.5%回復」

「何その微妙な数字!?
…いや……でも僕はもう…」

「甘ったれんなぁぁ!!」

スコーン☆



オタマで攻撃。
クリティカルヒット。

ミトス戦闘不能。



「お母さんはそんな子に育てた覚えはなかとよー!!
聞いてるのかコラァ」


「いや…ミトス戦闘不能だし…。
さすがに勘弁してやろうぜ」


《オタマ強ぇぇ!!ミケ恐ぇぇ!!》



「お?気づかんかった…」

「レイズデット!!
…貴女はいつお母さんになったの…」

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