はじまり

□バーサーカーなんて
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祝☆ヒルダ姫無事救出。


「なんで救出のとこ省略されてるのかな?」

「そりゃ…ミケがあんだけ暴れたら…なあ??」


ロイドの体に無数の傷跡。それは敵からうけた怪我だけではないようだ。
リフィルから治癒術を受けながら苦笑するしかなかった。


「だってミケってば、味方ばっかにあてるんだもんね〜。威力が弱くてホントよかったよ」

「でも静電気は邪魔だったねぇ…髪がボサボサになっちまったよ」

「あぁ氷が背中に入ったときはどうしようかと思った…」

ニィと笑うジーニアスにしいなとリーガルが続けた。しいなは手で髪を押さえている。


「コラ。あなたたち、そのくらいにしておかないとミケが…」

「……カビ、生えてますね」


プレセアが指さした部屋の一角には、ジメジメした空気を背負ったミケが体育座りをしていた。


「「「うわー…」」」

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