□Freepoem

□月食
1ページ/1ページ

闇に一つ光っていた月は

何時も神々しくて手に入らないものだと感じてた


「だって僕は闇だから。」

―月食

でも、手に入った。



ほんの少しの時間だった。

だけど


光は僕の手に落ちて…

呆気の無いほど簡単に

辺りから光を消し去った。


何所も彼処も

暗闇になった

何故だろう暗闇ばかりだと
自分が見えないんだ。

何でだろう?
光が消えれば
僕だけが残ると思っていたのに。

見えなくなっちゃった


何時しか光が完全に戻った時、


僕は僕が見えた気がした

僕が君に勝てる日なんか無いのかな。


だとしたら、賭けをしようよ。


僕がまた光を支配できて
そして僕だけが残るかどうか。

賭けをしよう。






欲しいモノは 絶対に





手に入れたくなるでしょ?


僕、欲深いから。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ