□恋詩
□愛してた。
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ライトアップされた
街中を一人で通ると、
君のこと思い出すよ。
胸元に光るリングを
見つめて握り締めて、
また、誰かを愛せる日が来るかな
なんて…ツリーの前で立って考えて、
でも、
ココには誰も来ないって知ってる。
ずっときっと愛してた、
そんなこと今更思ったって仕方ないのにね。
それでも、
愛しいよ。
苦しいよ。
会いたいよ。
なんでまた先に行っておいてっちゃったの?
私、
一人になっちゃったでしょ?
ねぇ
また横からひょっこり出てきて
私 抱きしめて、
『好きだよ』ってガラにもないよなこと
耳元でささやいて、
私に…
プレゼント頂戴よ。
置いてかないでよ。
隣に居てよ。
私…
愛してたよ?