小説

□オリジナル:篭
2ページ/3ページ

何か叫んでいる声が聞こえたが、聞こえないふりをした。


「なんでだよ…。なんで出て行くんだよ!何回も置いていかないでって言っただろ!見捨てるな、僕を見捨てるなよ!どこにも行くな、一生僕の隣にいればいいだろ!どうせお前は僕がいなきゃ生きていけないくせに、死ぬこともできないくせに!戻ってこいよ、僕を捨てるな!独りにするな!
…僕を、独りにしないで…!」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ