愛しのシンデレラ!F
「ったくよぉ、何で雲雀までそんな格好してんだ」
「いいでしょ、別に」
「そーゆー事なら、俺もツナ争奪戦に参加するのな」
山本も、いつの間にか王子服に着替えツナの肩を抱いて自分に引き寄せる
「ちょっ!お、俺争奪戦って…」
「オイてめー、野球バカ。何馴れ馴れしく十代目の肩抱いてんだ。十代目争奪戦とあらば、この俺が出なくてどうするよ」
バサッとドレスを脱ぐと、ちゃっかり王子服になっていた
「最初から王子やる気満々ー!?」
「十代目っ!任せて下さいっ!必ずこの俺があなた様を…」
獄寺くん…、紅くなってモジモジしないでほしい。ある意味一番王子服似合ってるだけに……キモイ
「クフフ、これで全員そろいました、か。まぁこうなることは予測の範囲内ですが」
「何…、君いたの?」
「酷いですっ雲雀くんっ!」
4人とも何故か、俺をめぐって闘いだした。もういいや、めんどくさい…
「オイ、おめぇら。俺の事忘れちゃいねーか?」
「こ、この声は…」
「…赤ん坊?」
「おま、何で大きくなってんだよ!」
「自然の摂理、だな」
「10年バズーカ使ったんですか!アルコバレーノ」
「バカ野郎、誰がアイツの世話になるかよ。しかも俺は20年後、だ」
「へぇ何?ツナの知り合い?」
もう山本黙っててくれないかな
「まさか、リボーンさん!参戦するんすか!?」
いやいや、獄寺くん…さすがにあのリボーンまでこんな馬鹿みたいな
「ったりめーだ。ツナは俺の、だからな」
「はぁぁぁぁぁぁ!?」
「うっ…リボーンさんが相手とは、」
「おっ!アンタも参戦か?悪いがツナは渡せないのな」
「相手に不足無し、だね」
「クフフ、楽しくなってきましたね。まぁ負ける気がしませんが」
もうやだ。てかシンデレラどこいった!?
20081203 藍