ﾘﾎﾞｰﾝ
□闇ルート
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｢ハルはツナさんが好きです！｣
家に来る度、というか俺に会う度に聞いていた台詞。
そんなハルに俺はいつからか甘えていた。
………ずっと俺のことを好きでいてくれると…ハルには俺だけしかいないんだと…‥…。馬鹿な俺…そんなことあるはずないのに。
……ハルのそばには居たじゃないか…昔から隣に、ハルを見てきた彼が。
｢ツナさん、私…獄寺さんといると、なんだか変なんです！｣
｢…それって、ドキドキしたり？｣
｢な、なぜ分かるんですか!?｣
｢でも、いつも目で追っちゃったり？｣
｢…はい！まさにそれです!!……さすがツナさんです。｣
全然凄くなんかない。だってこれは俺がハルに感じている実体験のものだから……。
｢でも、不思議なんです。今まで嫌いだった獄寺さんが今じゃ…か、かわいく見えたり…//｣
そういうのは、もう好きってことなんじゃないのかな……って思っても絶対に教えてなんかやらない。
俺から離れて行ってしまうなら…いっそ………
｢‥ねぇ、ハル？｣
｢？はい、｣
｢俺、ハルのこと好き｣
｢……え、｣
離れて行ってしまうならいっそ、壊してしまおうかな…。
…そう、だって優しい優しいハルに俺を裏切るなんて出来る筈ないんだから。
※ハルと獄寺がいい感じになりかけた頃にツナはハルが好きだったと気付いたんです。恋をすると狡くなるなんて我が儘。