小話 弐

□思い出すまで
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「秀麗が記憶喪失!?」

絳攸は、急ぎ邵可邸へ向かった。




秀麗が御史台の仕事で、犯人の男を検挙しようとした、その時だった。

後頭部をおもいきり殴られ、その場で倒れたのだ。

意識を失った秀麗。

そのまま、邵可邸へと運ばれた秀麗であったが、今朝意識を取り戻したが、16歳の後宮に上がる前の記憶しかなかったのだった。

当然、自分が官吏であることも覚えておらず、見舞いに来た絳攸や楸瑛を見ても、何処かでお会いしましたか?と訪ねるのであった。
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