頂き物

□「美しさは罪」1800hitキリリク小説
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小鳥の囀りもまだ聞こえない明方−
ここ貴陽藍家別邸のある一室で一人の男が剣を振っていた。

「ハッ、ハッ」
汗だくになりながら剣の腕を磨く男とはこの邸の主人・藍 楸瑛。

楸瑛にはつい数ヶ月前、ようやく手に入れる事が出来た愛しい妻がいる。
妻の名は、紅 秀麗。

出会った当初は「可愛い」という形容詞が似合っていたが今は「美しい」が合ってきている。それは、楸瑛に恋をした事によって秀麗の内面・外見がより美しく磨かれてきた為だった。
その事を充分に知っている楸瑛はニヤけ顔が治まらないでいた。が…
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