頂き物

□「公私混同絶対禁止」 フリーリク小説
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−−…こんなに俺が変わるとは、思ってもみなかった。

ましてや、あの女に惚れるだなんて


−−天変地異が起きても有り得ないと思ってたのに−−



今日も朝から御史台は賑やかだ。

相も変わらず陸清雅は紅秀麗をいじめにやって来て、その都度秀麗は清雅にキレている。

しかし、そんな清雅の態度に、秀麗の裏行である榛蘇芳は気付いていた。

(…セーガ、子供かよ。あれじゃ好きなコにわざと意地悪する子供と同じじゃん)

しかし、障らぬ神に何とやらだと痛感している蘇芳は、知らぬ存ぜぬを貫きつつも、清雅の解りづらい愛情表現がいつ秀麗に伝わるのか、こっそり楽しみにしていた。


しかし、蘇芳は知らなかった。

−−…実はもう二人は想い合っていることを……
 
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