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□「公私混同絶対禁止」 フリーリク小説
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−−途端に電流のような甘い痺れが二人を襲う。

その余韻に浸るように、清雅は啄むような口付けを秀麗に降らせる。

「−−…んっ…清雅ったら…」
「……朝の元気なお前もらしくていいけど、俺は断絶今のお前の方が好きだ」

ほんのり染まった頬に、艶やかな唇。
−−こんなにも愛しい秀麗…

「…お前は誰にも渡さない…」

俺の人生を変えた女を、他の奴にくれてなるものか。
こんな秀麗は俺だけが知っていればいい。
秀麗を愛するのは俺だけでいい。
秀麗に愛されるのは俺だけでいい。


−その代わり、こんな俺を見て、愛して、愛されるのは、秀麗だけでいい…


「……秀麗、愛してる…」
「私もよ…心から、あなただけを…」


茜色に染まりながら、二人は再び口付けた…


−−俺達が付き合ってることは、絶対秘密だ。

−−いいわよ。二人だけの秘密ね…



公私混同絶対禁止



−−−自分達に課せた使命は、蜜よりも甘く己を溶かす……


《終》
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