*影からそっと☆後半*





「と、言うわけでこの方お願いします」

その瞬間、遠ざかる秀麗が目に入る。

「しゅ、秀麗っ!待ってくれ」

「え?」

振り返ると、息も絶え絶えなおじさん

「あ、あの・・大丈夫ですか?」

「ああ、私は大丈夫だよ。秀麗」

「とにかく、少し休んでいてくださいね。私、仕事を片付けたらまた来ますから」

秀麗と呼ばれたことは、取りあえずスルーしておくことにした。

「それでは。」

秀麗は、そそくさと医務室を出て行った。

「あああああ、秀麗」


続く



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