岩男小説

□彼のことが好きなのは
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なんでこんなに好きになってしまったのだろう。

いつから?

そんなのは覚えていない。

俺はいつも頭を使って適当に口説いてちょっと気になっただけの大して好きでもない奴を落としてばかりだった。体当たりで恋愛なんてしたこと無かったんだ。




初めて会ったのは博士がカリンカって女の子を誘拐してきたちょっと後にコサックってその子の親が何体かロボットを連れてきた中にその子は居た。

ワイリー博士に「トードマンだ。」と彼を紹介された時に全てが始まった。

見た瞬間思わず目を疑った。

何もかもが完璧過ぎて…。

一瞬で俺の心は彼に奪われてしまった。


今まで付き合った奴とは全くタイプが違う。
どこが好きなのかわからないが俺の理性がそうさせた。

ところがいざ口説くとなるとコレが一筋縄ではいかない相手で何回もデートは断られるし仕舞いには「もうあまり関わらないで欲しいケロ…。ごめんケロ。」とまで言われちまった。
そしてそのまま彼はロックマンを迎え撃つ任務へと行ってしまった。
そのまま俺は激しく落ち込んでそれからの日々を仕事も生活も何も手に付かず毎日をボーッとしたまま過ごしていた。
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