●GIOGIO●

□またいつもみたいに
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苦しくて
痛くて
寒くて


目の前が真っ暗で何も見えなくて


自分がどうなっているのかもわからなくて

不安で…


こんなときあなたの腕に抱かれていたのならいくらかは気持ちが穏やかだったのかなぁなんて…そんな言葉が脳裏に浮かぶ

暗殺って仕事を選んだからにはろくな死に方はしないだろうって思ってた

わかってた


わかってたのに


俺は欲張りだから


最後の最後まで


貴男の温もりを感じていたかったなんて


思ってしまったんだ



こんなことを貴男が聞いたら


さぞかし笑うんでしょうね





ぁあ

もう息がつづかないや

自分の体がダメなのがわかるんだ



もうすぐ

そっちへ俺も行くよ

会えるかな?

きっと会えるよね…?

貴男に会えたら




多分泣いちゃうから…


そしたらまた


しょおがねぇなぁって笑って


いつもみたいに頭を撫でてくださいね



俺の最愛の人
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