●その他●
□そうやって生きてきた
1ページ/2ページ
神はいない
根拠はないが
神はいないってずっとそう思っていた
お前が居なくなってもうかなりの時間が経つ
あたしはお前を失ったという現実に
やり場のない怒りと
悲しみと
悔しさで
取り残された時間を非常に憎んだ
ある時米国のアニメを見ていたときのことだった
大好きなギャグアニメのはずだった
しかし次の瞬間登場人物の放った言葉が胸をえぐる
『神様って奴はすごく意地の悪い奴なんだ。赤ん坊に飴を与えておいて取り上げれば当然泣くだろう?それと一緒でおれたちにも友達≠与えておいていきなり取り上げて悲しむ姿を見てたのしんでるんだ。』
思わず言葉を無くした
まったくそのとおりだと思った
悔しいがこの時
自身の中で神の存在を認めた
あたしは神が死ぬほど嫌いだ
奴に逆らって地獄いきなら本望だ
従うなんて性に合わないし
まっぴらごめんだね
人間ってのは都合がいいときだけ神様神様って祈りやがる
あたしも昔はそうだった
そうやって祈ったらあいつはあたしたちを助けてくれるのかい?
違うでしょ??
辛い時
一番信じられるのは
自分じゃないのかい??
自分を信じてあげて
辛い時を乗り越えるのは自分自身だから
少なくとも
あたしはそうやって生きてきた